腋臭症の臭いは、からだ自体のにおいではありませんので、大きく悩まずに。
最も確実で永久的な効果があるのは、形成外科専門医師による、保険適応のある手術です。しかし、手術をしなくても、当院で処方させていただいている制汗剤を外用していただくことで症状はかなり治まります。来院していただいた皆様には、手術を受けていただく前にお試しいただいています。
他には、ボトックスの注射で神経を麻痺させ、発汗を抑える治療があります。この方法は注射をすれば効果が出るので、体の負担は少なくてすみます。しかし、自費診療で治療費が高額であるうえに、注射を数カ月おきに続けなくてはならず、元から治すことにはなりません。
汗をかく腺は、2つあります。
一般的に、エクリン腺はさらさらの汗を出します。
アポクリン腺はねばねばの汗を出します。
耳あかが、ねばねばしている人は、アポクリン腺が多く、わきの下もアポクリン線が発達しています。
アポクリン腺の方に細菌が好んで住みついてきます。わきの下に増えた細菌が原因となって、臭いが出るようになります。つまり、アポクリン腺から出た汗と細菌が組み合わさり、独特のにおいを生じるわけです。
両わきで1時間から2時間くらいです。皮膚に切開を行い、裏側から直接確認しながら汗を出す組織を取り除いていきます。最後に皮膚を縫合し、上からガーゼのかたまりを当てて皮膚がずれないようにします。
日常生活に多少の不便を感じます。その後、抜糸を行い、体は自由になります。程度の差はありますが、傷あとの線が残ってしまう、腋毛が一部、生えてこなくなる、といった副作用があります。
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