医療脱毛について

ムダ毛の悩みには、医療レーザー脱毛が安全で高い効果が得られます。わき、ひざ下、脚、腕、髭など、いずれの場所も可能です。

当院では、最も脱毛効果のある機種を2台使用しています。その一つはロングパルスアレキサンドライトレーザー『ジェントルレーズPro LE』です。日本でも多くの医療施設で使われている、高出力の機器です。

もう1台は、『メディオスターNeXT PRO』です。ダイオードレーザーとして開発された、新型の医療レーザ脱毛機器です。脱毛時の痛みが少なく、短時間で脱毛できる点が特徴です。ジェントルレーズなどの従来の脱毛レーザーは、毛根部の「メラニン色素」に熱を与えることによって「毛乳頭」や「毛母細胞」を破壊し、脱毛を可能にしてきました。効果は高いのですが、痛みが強く、施術後に赤みや腫れが出やすいという欠点がありました。最近、毛をつくる細胞は毛根よりも浅いところにある「バルジ領域」と呼ばれる部分に存在することが分かってきました。つまり、毛根をまるごと破壊しなくてもバルジ領域を破壊できれば永久脱毛効果が得られます。


メディオスターNeXT PROは、毛根よりも浅い位置にある「バルジ領域」をターゲットとして破壊していくという、「蓄熱式」の脱毛方式です。そのため、毛の焦げや皮膚の赤み、むくみといったやけどの症状が少ないのが大きな特徴です。顔の産毛や色素の少ない毛にも効果があります。

Q:医療レーザーを用いると、どのようにして脱毛ができるのでしょうか。

A:まず、レーザーの光は、皮膚に照射するとメラニンなどの黒い色に吸収されて、熱を出します。その時に起こる作用で毛根と毛包(毛穴)の細胞が破壊され、毛をつくることができなくなります。

医療機関でのレーザー脱毛は、皮膚の大切な部分を傷つけることなく、美容的に満足が得られるように毛の本数を減らしていくことができます。毛の周期にあわせた照射回数を必要とするため、1ヶ月以上の期間をあけながら、およそ3から5回の治療が必要となります。

また、メラニンのない毛根には反応しないため、産毛が残る場合があります。レーザー脱毛直後は、照射した皮膚が赤みを帯びたり、少し腫れることがありますが、害になることはありません。日焼けをしたあとに少し似ています。また、かゆみを伴う場合もありますが、炎症がひいていく途中に感じるもので心配は要りません。2から3日後、毛穴の中に残っていた毛が生えてくるように見えますが、自然に脱落していきます。

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