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院長のブログ

庭のリフォーム

クリニックの北側に、庭があります。
梅雨の季節には、紫陽花が満開で、とてもきれいな風景になります。
でも、夏は草が旺盛で、開院して3年近く、週に1回、草取りを頑張ってきたのですが、ついに草むしりが追いつけなくなりました。
そこで、このたび、ちょっとリフォームして、かわいい砂利を敷いていただくことになりました。1週間近くかかって、きのう、完成・・・・。色合いも良く、とても素敵な仕上がりです。さすがにプロの仕事です。これで、夕立がきても、庭に敷いていた木片チップが流れていくこともなくなりました。
暑い中の工事、本当にありがとうございました。

美しさ

私も録画で試合を見て、感動しました。
日本の女子サッカーが世界一になりました。

月並みの表現ですが、選手の皆さんがとても輝いて、そして、とても「いい顔」をしているなあ・・・。と思いました。一生懸命に目標を持って突き進んでいる姿は、とても美しいものなのですね。
私は、「美しさとは何か」について考える機会が多いのですが、今回、あらためて「内面から出る美しさ」に脱帽いたしました。

祇園祭でおみこしかぶれ

先週の連休に、岩村田の祇園祭がありました。数百年と続く、伝統あるお祭りだそうです。
今年は、おとなのおみこしに、うるしが塗り替えられ、お披露目の担ぎとなりました。私も、こどもみこしを担ぐ娘の姿を見ながら、祇園祭を見物です。
すると、盛り上がりのさなか、おとなみこしを担いだみんなの肩や腕に発疹と痒みが出て、さあ、大変。典型的な「うるしかぶれ」です。上半身だけでなく、下半身にも発疹が出てしまった方もいて、緊急軟膏処置・・・しました。
これからも夏はますます暑くなります。お子さんたちもスポーツシーズンで、元気いっぱいです。外で遊ぶ機会も多くなりますが、肌が乾燥して弱いお子さんは、汗が刺激になって皮膚炎を起こしやすくなります。保湿ケアも忘れずに。

初夏のみずいぼ

いよいよ、夏がやってきました。
皮ふに病気を持ったお子さんは、「プールに入れるの?」・・・・・よく尋ねられます。そうですね、こどもにとって、プールはとても楽しい遊び場です。
このごろ、ちょっと困っているのは、「保育園で、『みずいぼを取ってきてください。』と言われたので取ってもらいに来ました。」という場合です。みずいぼを取るとき、お子さんは、痛みもあるのでつらそうです。麻酔のシールを前もって1時間以上前から貼っていただくと、痛みはやわらぐのですが・・・。
原則的に、期間はかかりますが、みずいぼは自然に治るものなので、痛がるのを無理して取る必要はないと思っています。確かに、つぶれた水いぼは、ウィルスが飛び出してひとからひとへうつります。でも、プールだけが悪いわけではなく、教室でふざけあっていると接触してうつります。プールだけ禁止しても、感染の予防にはなりません。
みずいぼは、乾燥した肌が大好きですので、お薬などで保湿ケアをしていれば広がりを防ぐことができます。たくさんあっても、体の抵抗力ができあがってきて、そのうちに自然に治るものですよ。

夏かぜをひきました。

最近、蒸し暑くなったり、急に寒くなったりして体調を崩しやすくなっています。蕁麻疹や帯状疱疹になる患者さんがちょっと多くなりました。
私も、今週はかぜをひいてあまり調子が良くありませんでした。最初はのどが痛くなり、せきが多くなってきたと思ったら、声がしゃがれて出にくくなってしまいました。
今日、にきびで通っていただいている高校生の女の子に、診察の終わりに言われました。「先生、声がしゃがれていますよ。かぜひいたんですか。大変ですね、お大事にしてください・・・。」
恥ずかしい気持ちとうれしい気持ちがわき上がりました。心から言われる「お大事にしてください。」という言葉はとてもうれしいものなのだと、あらためて知りました。

眼瞼下垂症手術の挙筋短縮術

ほかのクリニックで眼瞼下垂症の手術を受け、「思っていたように良くならなかった。」という御相談を受けることがあります。確かに、世の中で、完璧な手術結果を100%生み出すことができる医師はいないので、このようなことはありうると考えています。
ところが、松尾法にて修正の手術をしてあげたいにもかかわらず、それをしてあげられない方がしばしばいらっしゃいます。こうした患者さんの多くは、挙筋短縮術という古い手術方法が行われ、重要な筋肉や神経が損傷されてしまっているのです。腱膜性眼瞼下垂症の治療に対して、今でもこの手術が行われている施設があることに、驚きと不安を感じます。

佐久平ケーブルテレビ

今日の午後、佐久平ケーブルテレビの収録に行ってきました。
およそ10分間、3回のシリーズで、佐久医師会会員の先生方が番組に出演し、病気と治療について説明をしていただく番組です。私は、今回2回目の出演です。
内容は、「皮膚によく見られるできもの」「しみ、しわと美容治療」についてお話をしてきました。スタジオは小さくてこじんまりとしていましたが、テレビ局の雰囲気になると、ちょっと緊張しました。写真を提示しながら、それに合わせて説明をしていくといった内容で収録開始。ほくろや粉瘤、いぼなどのお話をさせていただきました。しみ、しわの治療法については、内服、外用、レーザーのお話をしながら、OKサインで収録は終了。一安心して帰ってきました。
講義、学会発表、テレビ収録・・・・・・・いつも緊張します。

努力は才能を超える

「悔しいが確かに天才はいる」
最近の、あるテレビCMで目にした言葉です。

こどものころ、私は野球が好きでした。ほとんど毎日のように駅前の広場で近所の友達と野球をして遊んでいました。でも、どうしても上手でかなわないと思う友達がいました。彼は同じようにバットを振っても打球が飛ぶし、投げる球も速く、だからといって何かトレーニングをしているわけでもありませんでした。私はそのとき、「うまれつきの才能」というものがあることを何となく意識しました。

中学生になり、私はバスケットボールに夢中になりました。背が低く、体の小さかった私は、活躍する選手にはなれませんでしたが、チームの仲間たちとは今でも交流があり、当時の話も盛り上がります。ある日、大会の行われた体育館で、相手チームの応援旗にこう書いてありました。

「努力は才能を超える」

本当にその通りかといわれると、確固たる自信がありませんが、信じたい好きな言葉の一つになっています。

こどもたち

私には、小学6年生の娘と、小学4年生の息子、小学2年生の息子がいます。
昨日、娘から「お父さん汚い。あっちにいって。しっしっ。」と言われました。「ああ、そんな年頃になったんだ。」と、正常な成長(?)に安心しながらちょっと寂しい気持ちになりました。

医療の常識

毎日少しづつ温かくなってきました。でも、今日は雨です。

今日は、けがや、やけどの患者さんが何人かいらっしゃいました。
けがをしたあとの擦り傷や、縫い傷、やけどは、ひと昔前は、「ぬらしてはいけません。」「毎日消毒に通ってください。」という治療が常識でした。でも、最近は、「お家では、お風呂やシャワーで、よく洗い流してください。」ということが多くなりました。通院も、毎日必要ではなく、多くの場合は家庭で行っていても大丈夫です。また、きずは「かわかす」よりも「しめっぽい」方が治りがいいです。「できるだけかわかないように、この薬を塗ってくださいね。」と説明すると、「かわかさないほうがいいんですか?」と驚かれます。でも、大丈夫。

・・・・今、常識と思われていることが、そうでなくなることもあります。昔は輸血も普通の点滴と同じ感覚で行われていました。今の治療法に甘えることなく、医学の進歩にいつも目を見張っていきたいと思います。

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