毎日少しづつ温かくなってきました。でも、今日は雨です。
今日は、けがや、やけどの患者さんが何人かいらっしゃいました。
けがをしたあとの擦り傷や、縫い傷、やけどは、ひと昔前は、「ぬらしてはいけません。」「毎日消毒に通ってください。」という治療が常識でした。でも、最近は、「お家では、お風呂やシャワーで、よく洗い流してください。」ということが多くなりました。通院も、毎日必要ではなく、多くの場合は家庭で行っていても大丈夫です。また、きずは「かわかす」よりも「しめっぽい」方が治りがいいです。「できるだけかわかないように、この薬を塗ってくださいね。」と説明すると、「かわかさないほうがいいんですか?」と驚かれます。でも、大丈夫。
・・・・今、常識と思われていることが、そうでなくなることもあります。昔は輸血も普通の点滴と同じ感覚で行われていました。今の治療法に甘えることなく、医学の進歩にいつも目を見張っていきたいと思います。