「先生、年をとると何もいいことはないよ。」
2週間おきに診察にお見えになる、75歳になった患者様に言われました。
「病気のことばかり考えていると、病気のために生きているようになってしまいますよ。調子もいいので、もう少し気ままにやりましょう。」
気持ちはいつも若くいるつもりでも、誰でも、病気が増え、肉体の衰えを感じてくると、寂しく、不安になってきます。でも、本当に年をとるといいことはないのかな。
聞きたい言葉があります。「若い者にはまだ分かんないかもしれないけど、年をとってみると、こんないいことがあるんだよ、先生。」・・・・・・。